Now Where's My Wine?

シドニー在住、現地法人でワインに従事するフロスト結子です。オーストラリアから楽しいワイン情報を発信します。

タグ:酒精強化ワイン

こんにちは。
ご訪問ありがとうございます。

ちょっと珍しい、オーストラリアのベルモットをご紹介します。



 Regal Rogue Lively White Vermouth お値段30ドル程度。
https://www.facebook.com/regalrogue/?fref=ts
レモン・マートル、デザート・タイム、ネイティブ・タイムといったオーストラリアのワイルドハーブを使ったベルモット。

アペリティフやリフレッシュメントとしてオススメ。
ちょっと甘めなので氷やライムを加えて。トニックウォーターで割っても良いそうです。
他にロゼなど全部で4種類。


今日も読んでくださって、ありがとうございます。


Love, from Sydney

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こんにちは。
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WSET Diplomaの試験で、まず大抵最初に受ける試験はUnit2。ワインの生産、つまり栽培と醸造についての科目です。これは範囲はめちゃくちゃ広いですが、選択問題なのである意味一番簡単です。

それをクリアしたあと、記述式の科目へと進みます。

懐かしの画像・・・笑 一時期こんな写真ばかり撮っていました。


私の場合、一番最初の記述式試験は酒精強化ワインでした。
世界三大酒精強化ワインであるシェリー、ポート、マデイラを中心に学んでいきますが
フランスのヴァン・ド・ナチュールやオーストラリアの酒精強化などもカバーしなくてはいけませんでした。
確かにWSETの過去問を遡っても、出題傾向として毎回この三大酒精強化以外に必ずもう一問、マイナーな酒精強化ワインの出題があったと記憶しています。







その中でもオーストラリアのヴィクトリア州ラザグレンで生産されているマスカットは
実は世界でもなかなか特殊な酒精強化ワインである、と学びました。



ブドウの樹の上でカラカラになるまで乾燥させてレーズン状になったブドウを圧搾して
シェリーのソレラ・システムのように異なるヴィンテージのワインを少しずつ継ぎ足して混ぜる「うなぎのタレ方式(って、日本でワイン勉強した人、習ったよね?)」。

つまり乾燥したブドウを使ったデザートワインの生産方法と、シェリーの製造方法を組み合わせたというもの。
かなり特徴的なワインなので、試験に出たらむしろすごくラッキーなワインであると思います。

特徴は、まずとにかく香りが飛び抜けて芳醇で強いこと。比較試飲すればすぐわかりますが、色の似ているトーニー・ポート、アモンティリャード・シェリー、マデイラなど、どの酒精強化に比べてもこれは格段に違います。
ラベンダーやアールグレイ・ティー(つまりベルガモット)の香り やコーヒー豆の香りなど。
マスカットの華やかな香りとキレキレの酸味は、ブラインドでテイスティングしても本当〜にわかりやすいワインです。


酒精強化ワインの試験を経て、その複雑な製造方法を学んでいろんなワインに出会って以来、大好きに。


ラザグレン・マスカットはダーク・チョコレートやフルーツケーキと一緒にいただくと
本当に美味です。
これも大好きなオーストラリア・ワインのひとつ。
美味しい食事の後の、贅沢なデザートに。ゆっくり、しっぽり、ちびちびと飲みたいワインです。
一度ぜひ試してみてくださいね。




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