Now Where's My Wine?

シドニー在住、現地法人でワインに従事するフロスト結子です。オーストラリアから楽しいワイン情報を発信します。

タグ:読書ノート

(予約投稿です)

ブッククラブの課題図書だったThere Bindingのご紹介です。
ファンタジーもの。

The Binding Bridget Collins

舞台は(おそらく)19世紀のイングランドの片田舎。
「本」とは誰かの記憶を閉じ込めたもの。
誰かの消したい記憶を本に綴り秘密を守る仕事「Binder」が存在する世界で
恋に落ち、愛し傷つけあう若者たちと
ドロドロしたエゴと権力を持つ大人たちが交差する。

長い。とにかく長い。そして暗い。
存在する本が、実は存在する誰かの記憶である、という発想は
凄く面白いと思うんですけど、もうちょっと短くてもよくない?と思った。
私の買ったコピーはおそらくそのテーマにちなんで紙がちょっと分厚くて
ページの端がちょっと不揃いで、レトロな美しいデザインになってました。

ちょっと古い街並みの残る田舎町に行った時に古いホテルやパブで読んだので
良い感じに雰囲気がマッチしてそれが良かったかも・笑
「本に関する本」は、やっぱり好きだなぁ。
長かったけど(しつこい)。

それと魔力とかファンタジーがお好きな方はお試しください。


The Binding (English Edition)
Collins, Bridget
William Morrow
2019-04-09







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皆さんは、高校生の時どれぐらい本を読みましたか?
あと、学校からの課題図書ってありましたか?

私、現国の教科書以外で、国語の先生にこれを読みましょうって言われたことない気がするのですが
皆さんはどうでしょう。
夏休みに読書感想文があったのは中学までだっけ?

夏目漱石とか太宰とか、
作品の一部が教科書に抜粋されているのを読んだのは覚えているんですけども
基本、教科書と受験問題しかやってなかった覚えがあります。
本をまるっと読むかどうかは個人の裁量。

図書館も図書室も、今思えばいろんな本が置いてあったはずなんですけど
勉強スペースとしてしか利用してなかった気がします。


夫に聞くと
オーストラリアの学校の英語の授業は
文学作品をたくさん読んでそれについて批評し合うと言うものらしく
ヘミングウェイやフィッツジェラルド、ディケンズなど
世界で名作と呼ばれる作品をかなり読んだそうです。

なんだかそれを聞くと人生の必須科目を習得していないような気になり
今さながら補習気分で
最近意識してクラシック作品も読むようにしています。

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まずは短いやつからね。

こちらはジョージ・オーウェルの「Animal Farm(動物農場)」
人間に対して動物たちが反逆し、ツートップの豚を中心に新たなコミュニティを作り上げるけれど
だんだんとパワーバランスが崩れてきて、というお話。

イソップ寓話のような短編の小説です。
ロシア革命を擬えたお話らしいのですが、
ちょっと「蝿の王」にも似てるなぁと思いました。


ワインはマクラーレン・ヴェイルのダンデライオン・ヴィンヤードのGSM。
"Sleeping Beauty"という素敵な名前のついたスルッと軽めのグルナッシュブレンドです。
バロッサ独特のどっしり重たい感じというよりは軽やかな、どちらかというとモダンなタイプ。
飲み疲れしない、好きな赤です。


Animal Farm (Penguin Essentials)
Orwell, George
Penguin UK
2008-07-29


動物農場 (角川文庫)
高畠 文夫
KADOKAWA
2015-01-30



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ノーベル文学賞受賞者のカズオ・イシグロの作品を初めて読みました。
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読んでいる間も、読んだ後も、
とにかく衝撃、の一言。
こんな世界観があるなんて、という衝撃のあと、胸がひんやりとし
読了後しばらく引きずりました。

臓器提供を目的としてクローンで作られた子供たちが
その事実を当たり前の世界として育つ。
ハリシャムという寄宿学校的なところで育つ彼らは
大人になると「臓器提供者」となり
命が尽きるまで臓器提供を繰り返す。

というとんでもなく非情な設定で生きる若者たちのお話なのですが
自分たちの運命を最初はただ当たり前のものとして受け入れ
途中いろんな葛藤で苦しみながら
その過酷な運命に向かって生きて(死んで?)いく。

臓器提供者として生まれた主人公キャシーの目線で一人称で書かれているので
彼らの状況や寄宿学校の意味や目的の説明は一切なく
しかも彼らは独特の言葉を使っていて
読者はこう言った言葉や状況が本当は何を意味するのか
読みながらだんだんと状況を理解していきます。
なので尚更背筋が冷たくなるという相乗効果。

本当にすごい世界観にはすごく感動したけれど
本当に悲しすぎる物語で
読み返す勇気はしばらくありません。
でも他のイシグロ作品も、ぜひ読んでみたい。

ワインはじっくりじわじわ飲めるものを選びました。
写真に写っているのマーガレット・リヴァーのBrookland Valley Estate Chardonnay。
じっくりゆったり飲めるコクのあるシャルドネです。

Never Let Me Go
Ishiguro, Kazuo
Faber & Faber
2011-12T


映画にもなりました。


日本でもドラマ化や舞台化してますね。
わたしを離さないで DVD-BOX
麻生祐未
TCエンタテインメント
2016-08-26

先日お亡くなりになった三浦春馬さんも名演技を見せています。


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最近huluでもドラマシリーズが始まったヒット作 Normal Peopleを読みました。

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とても読みやすいモダンな小説です。
が。んー。私は良さがよくわかりませんでした。

アイルランドの田舎の高校出身の男女が
ひっついたり離れたりしながらとにかくやたらセックスする話。
ベストフレンドだけど恋人ではない。けど体は求め合う、というような。
40代の私にはちょっとお腹一杯である。

この本大好き!って言っていた友人も複数いたので
人によって好みが違うのか
単に世代の問題なのか。主役は高校生だしな。
アイルランドの高校、大学生活を少しだけ垣間見れたのは面白かったです。

ちなみにワインはウニコゼロのパンダ・パンダ🐼
オフドライのフィアーノです。




Normal People (English Edition)
Rooney, Sally
Faber & Faber
2018-08-28

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70年代に大ヒットしてコンサート中に突然解散した伝説のロックバンド「Daisy Jones & The Six」について
現代に生きるとあるジャーナリストが当時の関係者にインタビューをしている、という書式でストーリーが進んでいきます。
※作品はフィクションで、実在にいたバンドではないです。

なんてありきたりすぎる話だ。

この本を読み終わってそう思いました。
「セックス、ドラッグ、ロックンロール」
そりゃそうなるよね、っていうような展開ばかり。

で、いざブッククラブに行って意見交換をし始めると
出るわ出るわ。いろんな意見。
これだけ話題豊富になる本だということはそんなに悪い作品でもなかったということなのかもしれません。
キャラクターの描写が秀逸だったからでしょうか。
それでも70年代のロックバンド、という設定から
想定できそうなことは全部出てくる感じ。

ちなみにこの作品は、アマゾンで
女優で映画監督のリース・ウィザースプーンが映像化することが決定しているそうです。
リース・ウィザースプーンはブッククラブ「Hello Sunshine」で書評をしていたり推薦本を出したり
活躍の幅が広がってますね。
バンドがテーマの作品なので、音楽があるとまた印象が違うかもしれませんね。
見てみようかな。







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