Now Where's My Wine?

シドニー在住、現地法人でワインに従事するフロスト結子です。オーストラリアから楽しいワイン情報を発信します。

カテゴリ: 白ワイン

先月末から再びロックダウン中のシドニーです。
楽しみといえば家で美味しいご飯を作ったり本を読んだりするぐらいなので
最近はツール・ド・フランスの料理コーナーが楽しみな我が家です。

最近作ったのがリーク(ねぎ)のタルトTart aux Poireaux(Leek Tart)。
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パイ生地から作りましたよ!(夫が)。
チーズはグリュイエールとゴートチーズが2種類、さらにバターにクリームに・・・と乳製品モリモリのレシピ。野菜は大きなネギ(リークと呼ばれる、ふっとい長ネギ)と玉ねぎ。
賑やかしにパセリかチャイブ。
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ワインはアルザスのピノ・ブランにしました。
とろんとしたお花の蜜や花梨っぽくて美味しかった。

参考にしたレシピはこちらです。
次の週末は何作ろうかなぁ。

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続きものです。
英語圏のオーストラリアでなぜかフランス語を学んでいる私ですが
シドニーには結構な数のフランス語が話せる人がいると思います。
今の会社のシドニーオフィスには少なくともフランス人が4人はいますし
(いちいちそれぞれの国籍とか聞かないから、もしかして正確にはもっといるかも)
他にもフランス人じゃなくてもフランス語が喋れる人もいるみたいだし(ヨーロッパ人の言語力の高さときたら!)

私が高校時代を過ごした山口県で、英語を喋れる人を探すよりも
ずっと高い確率でフランス語話者に会うことはできます。
だけどね、英語が通じるから、やっぱり英語を喋ってしまうんだ・・・。
仕事中は特にね。
英語に自信がある故になおさらハードルが高いと感じてしますのです。

もうちょっと仲良くなって、私のポンコツなフランス語を披露する勢いが欲しい。
それこそワインちょっと飲んで、ゆるーくならないといけないかもね。
最初の頃はボンジュールも恥ずかしくていえなかったよ・・・
なんか英語よりハードルが高い気がするフランス語。

2年前ヨーロッパに行った時、ベルギーで駐在妻していた2年下の大学の後輩に会いに行ったのですが
滞在たった2年ですっごくフランス語上手になってて本当にすごくかっこよかった!!
私もあんなふうにフランス語喋れるようになりたい!

頑張ろ。

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フランスといえば、アルザスのゲヴュルツを久しぶりに買ってみました。
ビスコシティ(粘性、ねっとりした感じ)が適度にあるオフドライのリッチなゲヴュルツ。
ワイルドな蜂蜜のような芳醇な香りがとても素敵です。

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シドニーでは昔に比べてBYO(ワインを持ち込むこと)ができる
レストランが少なくなってきましたが
アジア系のレストランは特に、まだまだ探せばできるところが結構あります。
積極的に謳っていないところもあるので
予約時や来店時に聞いてみると良いでしょう。

BYOをチャージするところの方が多いですが
しないところなら、もし美味しいところでまた来たいと思えたら
気持ちチップを多めにしたりしています。

まあこの辺は個人の気持ち次第ですけども
私ならそうします、というぐらいのことですが

例えBYOであっても
グラスを揃えたり洗ったり
ワインを冷やしたりと、レストランの負担はあります。
プラス、本来飲食店にとってアルコールを販売することで得られる利益って本当は結構大きいのです。

なので、美味しくてサービスの良いレストランには
例えカジュアルなお店であっても「ワインを持ち込ませてくれてありがとう」
という敬意と感謝は自分ができる範囲で示せたら良いですね。

この日は映画帰りで、映画館の近くのタイ料理のお店に飛び込みで入ったのですが
週末だったけど運良くテーブルが空いていました。

タイとか中華とか、アジア料理の時は大体さらっと飲める白かロゼ、アロマティックなやつを選んでます。
軽めの赤でも良いのですが、白の方が前菜でも主菜でも喧嘩にならないことが多いなあと思うので。


近くのボトルショップで急きょ選んだやつですが、
西オーストラリアのLa ViolettaのYé-Yéというリースリングとゲヴュルツ、グリューナー・フェルトリナーのブレンドでした。
たまたま見つけたからこれにしたけど(夫が)、
こんな変わったブレンドでなくても、香りの高い白かロゼなら
なんでもよかったと思います。


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今週の読書ノートです。

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Where The Crawdads Sing
これは去年読んだ本の中でも特に印象に残った作品の一つ
場所は1960年代後半のノースカロライナ
まだ黒人差別が露骨に残る時代

6才で母親に置き去りにされ、兄も姉も出ていき
暴力を振るい働かない父と二人きり
村の人には「湿地の娘」と呼ばれ
煙たがられ蔑まれつつも
ほぼ放置子のようになりつつも
美しい大自然の中で一人強く生きてきたカイヤ。

カイヤが大人に成長したある日、村のある青年が不審死で見つかり、カイヤに疑いの目が向けられる。


Where the Crawdads Sing (English Edition)
Owens, Delia
Corsair
2018-11-08


ザリガニの鳴くところ
ディーリア・オーエンズ
早川書房
2020-03-05





美しい自然とカイヤの凛とした生き様が交差する
美しいサスペンス・ストーリーです。
彼女の描くスケッチが手にとるように美しく表現されています。

小さな村で疎まれ学校にもうまく馴染めず
それでも数人の親切な大人に愛され孤独の中でも賢く育っていくカイヤ。
少女から女性へと成長していくカイヤに訪れるロマンスとサスペンスに最後までずっとドキドキしっぱなしです。

ザリガニの鳴くところ、というのは表現で「人が誰も来ないような自然の中のずっとずっと奥」という意味らしいです。

日本でも本屋大賞翻訳小説部門を受賞したんですね😳

ワインはニュージーランドのバイオダイナミックの生産者
ピラミッド・ヴァレーのリースリングです。
ヴィンテージなんだったかは忘れちゃいましたが
結構熟成してました。
カイヤの描く絵を思わせる綺麗なラベルです。
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ノーベル文学賞受賞者のカズオ・イシグロの最新作を読みました。

Klara and The Sun




ドライな文章の中に通常とは違う語彙の使い方がされていて
読者はストーリーを読み進める中でだんだんとその真意を理解していくという
Never Let Me Goとの共通点も見えたストーリーですが
背景はまた全然違っていて今回はAIのお話。

AIを子供の「ともだち」として購入する世界で生きている”AF(Artificial Friend)”のKlaraと
人間の少女で病弱なJosieの交流。
物語はAIのクララの目線で語られ
クララは見るもの全てをそのままに受け止め学習していく。

読んでいくうちに、あるいは読み終わったずっと後で段々と言葉の意味がわかり背筋が寒くなることもあり
カズオワールドの深さに引き込まれていきます。

それでもクララの優しさとピュアリティが
とても寒い冬の朝に見つけたひだまりのような希望と温かみがある気がしました。



ワインは冷たい空気の中でも温かく光るような
ビーチワースのフィアノを選びましたよ。
ジャスパーズ・ヒルのセカンドラベル?Lo Stesso Lo Stesso。
Klara and The Sun

クララとお日さま
カズオ イシグロ
早川書房
2021-03-02





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