もしもあの時こうしていたら、違う人生だったかもしれない。
誰しも一度はそう思ったことがあるのではないでしょうか。
主人公は30代の女性、家族や友達とは疎遠、独身、子供もいない、失業し、飼っている猫まで死んだ。
何もかもうまくいかなくて、誰にも必要とされていないことに絶望し
ついに自殺を図る。

気がつくと「真夜中の図書館」にいた。
そこにいたのは小学校の図書館に居た司書の女性。
そしてこの図書館にあるたくさんの本は全て、「彼女がこれまで選んだかもしれなかった人生」だと言う。

もしあの時当時の恋人と結婚していたら
もしあの時親友と一緒にオーストラリアに行っていたら
もしあの時水泳をやめていなかったら

図書館の中にある本を選ぶことで、「かもしれなかった人生」をいくつも体験していく主人公。
どんな選択をしてどんな結果になったところで最終的には自分の人生は自分のもの。
そして、そこからどうするか。

ドラえもんの「もしもボックス」を思い出しました。


著者のマット・ヘイグは鬱に関する本をいくつか出していて
ご本人も鬱に苦しんでいた時期があったそうです。
人生何もかもうまくいかない時
半ばライフコーチのような本でした。
正直私にはちょっと説教くさいなーと思ったけど
もう少し若い時に読んだら、もっと心に響いたのかもしれません。
最後もこうなるだろなと言うのが予測しやすい展開だったように思います。


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ワインは、優しい泡がいくつも立ち上り消えていくスパークリング・ワイン、Croserにしました。
20−25ドルという実に気軽なお値段なのですがちゃんと伝統方式のハイクオリティなスパークリング。

今日も読んでくださって、ありがとうございます。

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ランナーズハイ・イン・シドニー

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