今年は本をたくさん読もうと思って
昨年末から読んでいた本をまずは一冊読了しました。


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中東のことは本当にぼんやりとしか知らなくて全く無知だったのですが
極限の状態の中で人々が知識に飢え、国を建て直そうと
本に希望を見出し立ち上がろうとするストーリー。

もちろんノン・フィクションです。
内戦中のシリアの街ダラヤで人々が瓦礫の中から本を集めて作った秘密の図書館。

内戦中のシリアで住居は半壊し、食べ物もろくにない環境の中で
人々が本や教育を求めて命がけで作った図書館

学校にも行けなくなった子供達
食べ物を探しに行って銃弾に倒れた父親

学校でビスケットを半分こずつしか食べられない子供達
お友達に半分をあげることができない男の子を叱った先生が
その後その子は家でお腹をすかせている小さな妹のために、その半分を持ち帰ったのだと知る
お父さんが死んでしまって、小さな妹を自分が守らなきゃと思ってやったことだった
この下りは思い出してもまた、涙が出る。

赤ずきんのお話が大好きな12歳の女の子
学校と勉強が大好きなのに行けなくなって
お母さんと家に閉じこもっている日々。お母さんは字が読めない。
「大きくなったら何になりたいの?」との問いに
12歳の少女が「私には未来がない。多分もう直ぐ死ぬから」と絶望を語る。

2011年から内戦の続くシリアで
本の中にはfacebookやWhatsAppなど現代で私たちが使うアプリが登場する。
これらは全て2016年、ごく最近の出来事ということを思い知らされる。

この今の時代に学校に行けない子供達がいる。字が読めない大人がいる。
ろくに食べ物がない人たちがいる。
一番怖いのはそういう現実をちゃんと知らずに暮らしていたということ。

そんな極限の中で
体が食べ物を必要とするように
魂が本を求めていて
生きる活力にもなっている


辛い現実をたくさん突きつけられる本ですが
やっぱり本ってすごい力があるんだな、ということを改めて実感でき
また、中東の問題に1人の大人として目を向けるきっかけをくれた本でした。



読んでよかったです。

日本語訳も出ているようです。





今日も読んでくださって、ありがとうございます。

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