パイオニア的日本醸造家と言えばやはりグレイスワインの三澤彩奈さんではないでしょうか。
金曜日、三澤さんのマスタークラスが、シドニーのワインショップThe Oak Barrelにて開催されました。


grace

今回は甲州6種類とマスカット・ベリーAのブレンドの赤1種類をテイスティング。 
甲州は、6種類が全部、味も香りも全く異なるワインでした。
 
グリド甲州はアロマティックで甲州を全く知らない人でも抵抗なく飲める爽やかな白ワイン。


グリド甲州より産地を絞ったグレイス甲州は、多分グレイスワインのベンチマーク的なワイン。


もっと甲州そのもののユニークな味わいが判りやすく作られています。優しい口当たり、はんなりとした香りで、お寿司と一緒に飲みたくなります。

そしてより洗練された鳥居平キュヴェ・三澤2015年コチラはもっと香りが凝縮した感じ。







そして、これと同時にテイスティングしたのが鳥居平キュヴェ・三澤プライベート・リザーブの2009年。三澤さんの2年目のヴィンテージ、ちょっとハンターヴァレーのセミヨンのようなイメージ。甲州でも良いヴィンテージだと、熟成することができるんだ、と小さく感動したワイン。でも、これは好き嫌いが分かれるかもしれません。

 一番おもしろかったのが2015年の明野キュヴェ・三澤。こちらは還元したような、スモーキーな香り。この特徴は醸造でなく畑からくる特徴だなんだそうです。
甲州といえばクリーンで淡いイメージしかなかったのですが、これはとても複雑な味わいがして何度も何度も確かめたくなって飲みたくなるワインです。

唯一の赤、茅が岳ルージュは、ちょっとボジョレに似た赤ワイン。ライトで噛みたくなる美味しいテクスチャーが魅力。繊細な和食と、良く合いそうです。焼き鳥が食べたくなりました笑




甲州がこんなにも面白い品種であると、教えて下さった三澤さんのワインに改めて感動です。
ワイン造りの力はもちろんですが、先駆者としてアクションを起こすことへの勇気、行動力、
ポジティブなエネルギーをたくさん分けていただきました。

マスタークラスはちなみに満席、日本人の方もいらっしゃってましたが、ほとんどがオーストラリア人の方、業界関係者も多く来ていたようですが、一般の愛好家の方も多かったようです。
日本の国外で、甲州への関心が休息に高まっている事が垣間見れた夜でした。



今日も読んでくださって、ありがとうございます。


Love, from Sydney

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