Now Where's My Wine?

シドニー在住、ワインライター兼通訳のフロスト結子です。オーストラリアから楽しいワイン情報を発信します。

2020年01月

ジュリエット・ビノシュとカトリーヌ・ドヌーヴ主演の是枝監督の最新作を観てきました。
基本フランス語で英語も混じってます。

是枝監督は「日本語以外喋れない」と仰っていたけど本当なのでしょうか。
ジュリエット・ビノシュと東京のお寿司屋さんのカウンターで話しながらこの映画の話をした、とかなんとか。

「家族」の描写がとても「淡々」としている是枝監督の作品で
確執というほどでもないけどちょっと色々ある親子関係。
微妙に言いたいことが言いづらい夫婦関係。
誰もがどこかなんとなく身に覚えがある部分がある、そんな気分にさせられます。

カトリーヌ・ドヌーブはフランスのベテラン女優という役で
彼女が書いた自伝を巡って、家族が集まって色々ぶつかり合うというストーリー。
それが、作品の中で撮られているもう一つの作品とまたうまく交錯していくのがまた絶妙です。

そして淡々と進んでいくストーリーのあちらこちらに
なんとも美しい挿絵のようなシーンがふらっと表れたりもして


ところで是枝さんだけでなく、世界で活躍している日本人のことを
「日本人で初めての快挙!」みたいな謳い文句よく見るのですが
「日本人」という枠の中で初めて!と宣伝すると
でもそれって日本人って「ハンデの多い人たち」って言ってるみたいに聞こえる気がして
なんだかちょっと寂しい気持ちになるのです。

これ、私だけかしら。

今日も読んでくださって、ありがとうございます。

「読んだよ~」の1クリックを。励みになります。
にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村




LINEの読者登録はコチラから

今年は本をたくさん読もうと思って
昨年末から読んでいた本をまずは一冊読了しました。


UNADJUSTEDNONRAW_thumb_3ecf



中東のことは本当にぼんやりとしか知らなくて全く無知だったのですが
極限の状態の中で人々が知識に飢え、国を建て直そうと
本に希望を見出し立ち上がろうとするストーリー。

もちろんノン・フィクションです。
内戦中のシリアの街ダラヤで人々が瓦礫の中から本を集めて作った秘密の図書館。

内戦中のシリアで住居は半壊し、食べ物もろくにない環境の中で
人々が本や教育を求めて命がけで作った図書館

学校にも行けなくなった子供達
食べ物を探しに行って銃弾に倒れた父親

学校でビスケットを半分こずつしか食べられない子供達
お友達に半分をあげることができない男の子を叱った先生が
その後その子は家でお腹をすかせている小さな妹のために、その半分を持ち帰ったのだと知る
お父さんが死んでしまって、小さな妹を自分が守らなきゃと思ってやったことだった
この下りは思い出してもまた、涙が出る。

赤ずきんのお話が大好きな12歳の女の子
学校と勉強が大好きなのに行けなくなって
お母さんと家に閉じこもっている日々。お母さんは字が読めない。
「大きくなったら何になりたいの?」との問いに
12歳の少女が「私には未来がない。多分もう直ぐ死ぬから」と絶望を語る。

2011年から内戦の続くシリアで
本の中にはfacebookやWhatsAppなど現代で私たちが使うアプリが登場する。
これらは全て2016年、ごく最近の出来事ということを思い知らされる。

この今の時代に学校に行けない子供達がいる。字が読めない大人がいる。
ろくに食べ物がない人たちがいる。
一番怖いのはそういう現実をちゃんと知らずに暮らしていたということ。

そんな極限の中で
体が食べ物を必要とするように
魂が本を求めていて
生きる活力にもなっている


辛い現実をたくさん突きつけられる本ですが
やっぱり本ってすごい力があるんだな、ということを改めて実感でき
また、中東の問題に1人の大人として目を向けるきっかけをくれた本でした。



読んでよかったです。

日本語訳も出ているようです。





今日も読んでくださって、ありがとうございます。

「読んだよ~」の1クリックを。励みになります。
にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村




LINEの読者登録はコチラから



オーストラリアのお正月の祝日は元日だけなので
今日から出勤です。
とはいえ、まだ有休を取っている人も多くオフィスはごく静かなものでした。

ハッピーニューイヤーと言い合い、クリスマスに何をしてた、というお話から
アデレード・ヒルズのブッシュファイヤーの話になって

家やセラードア、畑が燃えてしまった人達もたくさんいて
畑は残っていても、おそらくスモーク・テイントが残る確率が高い
今年のヴィンテージはどうなってしまうんだろう。

我が社のワイナリーの一つも影響を受けていて
勤務中避難勧告を受けたオフィスもあったようです。

真っ黒になった畑や燃えて崩れてしまった建物の写真を目の当たりするだけでも
とても胸が痛い。

影響を受けたアデレード・ヒルズのワインを出来るだけ買って
自分にできるサポートを続けようと思います。
少なくとも関係者の方々が怪我などなく助かったことにはとても感謝しています。

どうか雨がふってくれないかと
毎日祈るばかり。


今日も読んでくださって、ありがとうございます。

「読んだよ~」の1クリックを。励みになります。
にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村




LINEの読者登録はコチラから

Are you going home for Christmas?
休み中は「Home」に帰るの?
クリスマス休暇に入る前に同僚に聞かれたとき
うん?と少し考えて
「ううん、シドニーにいるよ」と答えながら
自分の中に生まれた小さな違和感に気づく。

彼女が言ったHOMEとは、おそらく日本のことだったのだけれど
日本語の故郷と英語のHOMEは同じようで全然違う。

故郷とは、生まれ育った場所。
HOMEとは、心の拠り所。

日本にはもちろん実家もあるし、家族もいるけど
心の拠り所、というのはなんとなく違う。

この10年で、私のHOMEはもう日本じゃなくて
今、夫とともに暮らすこのシドニーになったんだなぁと気づく。
改めて、大人になった気分。

なんて40歳にして、大人になったも何もあったものではないけれど。
ご縁あって日本を離れシドニーに来て10年が過ぎ
新たなターニングポイントに来ているのかなと感じています。

わたくしの今年の目標、今年は具体的に書きます!

❗️お仕事
  • 日本語以外の新たな強みを持つこと(セールス目標額達成、ワイン教育をオーストラリアの現場でやること)
  • ライターとしてのレベルをアップ⏫執筆の機会を去年より増やす。媒体を増やしたい。
  • まだプロとして行ったことのない産地へ行くこと(マーガレット・リヴァー、バローロが候補)
❤️プライベート
  • 本📚を50冊以上読むこと(英語と日本語半々で。オーディオブック🎧フル活用)
  • フランス語🇫🇷でゆっくりでも会話できるようになること(今年からA1(入門)レベルからA2(初級)レベルへ進級。年末までにB1(中級)レベルへ🔺)
  • 可能な限りエコロジーな選択をすること🌿(食品ロスを減らす、不用品は捨てる前に寄付できるものはする、プラスチックを減らす、肉を食べる量を減らす)
ランニング🏃‍♀️の目標は、別ブログに書こうかな。

そんなわけで、2020年もどうぞよろしくお願いします!

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_3ea4

今日も読んでくださって、ありがとうございます。

「読んだよ~」の1クリックを。励みになります。
にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村




LINEの読者登録はコチラから






↑このページのトップヘ