Now Where's My Wine?

シドニー在住、現地法人でワインに従事するフロスト結子です。オーストラリアから楽しいワイン情報を発信します。

2019年04月

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2009年に結婚した私たち。今回は結婚10周年記念の旅だったので、せっかくなので2009年のヴィンテージ・ポートを飲んでみたかったのですが
ヴィンテージ・ポートは、特に卓越した年だけに造られる特別なポート。
値段も一般的にいって一番高い部類に入ります。

ポート・ワイン・バーのおじさまに2009年のヴィンテージと、あとトーニー・ポートの10年をください、というと
「ヴィンテージは今2011年しかないんだ。それでもいい?」と言われ

んー、じゃあ、それで。

おつまみにはサーディンをください、というと

「ごめん、今サーディンないわー。チョコレートにしなよ、チョコレートの方が美味しいよ」

んー、じゃあチョコレートで・笑

いいけどさあ・・・おじさん、これ、メニューの意味、ある?笑

そんな感じで飲んだ2011年のヴィンテージ・ポートは、とてもおいしゅうございましたよ。
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そしてチョコレートも。右足からプレーン、アーモンド、ジンジャー、オレンジ・・・だったかな。
どのチョコレートがどちらに合うのかも教えてもらいました。忘れちゃったけど笑
ポートを比較して飲むなんて試験勉強の時以来です。
ヴィンテージポートはやはり線がエレガントで複雑。
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英国と深く関わりのあるオーストラリアでも
かつてはワイン造りは酒精強化ワインから始まり
つい最近まで「ポート」と呼ばれていましたが
シャンパーニュと同様に、この名称は使えなくなりました。
まだまだ通称として使っている人はたくさんいますけどね。

ここのオーナーさんが「オーストラリアはポルトガル以外で『ポート』という言葉を使った唯一の国なんだ」と教えてくれました。

ちょっと頑固なおじさんがやっていたこのポート・バーはこちら
https://www.facebook.com/Portologia/






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ポートワインのことを調べようとすると、たいていはまず「高アルコールで、甘口の」という説明がついてくることが多いのですが
実は、辛口のポートも存在しています。
あまりポルトガルの国外には出ないのかもしれませんが
ホワイト・ポートのエクストラ・ドライは極辛口でボディはしっかり、残糖感は皆無でした。
イメージでいうと、「しっかりめのフィノ・シェリー」と言った感じ。
今回はポルトで最初に訪れたシッパー、Graham'sでテイスティングさせてもらいました。IMG_2489


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ポルトの街から川を隔てたところにあるVila Nova de Gaiaには、有名なポートのシッパー(ワイナリー)が多く並んでいます。
こちらは空(ロープウェイ)から見た写真。

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ポートワインの世界では、ワイナリーのことを「シッパー Shipper」と呼びます。
英国への出荷がメインであったことから来た名前と思われます。
フランスワインにかかる高い税金を避けるために新たなワイン産地を探したのがきっかけなのですって。

ワイン造りはここではなく、川上にあるより内陸で温暖なドウロという内陸の産地で造られ
水路を経て、この大西洋海沿いの、より冷涼な街へ運ばれ、熟成、保管されます。
そしてここからさらに世界各国へ運ばれていくのですね。

造る場所と保存・熟成の場所が違う前提というワイン造りもまた
ポートワインを面白くしてくれる要素の一つですね。

教科書で読んでもすぐ忘れてしまうこういったことも
やはり実際に来て見て感じればきっともう忘れない。
机にかじりつく勉強ももちろん絶対に必要、
だけれども、実際にワイン産地を訪れることは本当にもっともっと大事だと思いました。

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チューリッヒで2泊した後に、ポルトガルへ移動しました。
どうやら電車でも行けるようですが、私たちは空路を選びました。
ほんの1-2時間の移動で、公用語がドイツ語からポルトガル語へと変わる。ヨーロッパだなぁ。
が、ポルトガルの方々、英語、そしてフランス語も堪能な方々がとても多かったです。
もしかして他の言語も(スペイン語とか)できる人も多いのかもしれません。

まずはあの有名な「世界一美しい本屋」として有名なLivraria Lelloへ。
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あまりにも人気が出たせいか、入場には制限があり、また、入場料が5€かかります。
ただし、本を購入すると返金されます。

大方ポルトガル語の本ですが、少ないですが、英語の本もあります。
せっかくなので限られた英語の本の中から選んで、ポート・ワインの本と、小説を一冊選んでみましたよ。
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この螺旋階段はハリー・ポッターのホグワーツの図書館のモデルになったとか
ただしJKローリング女史は、公式には一度もそうは認めていないとのことで、諸説あるようです。
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天井にはステンドグラス。
店内にはハリーポッター関連の展示はありました。
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写真ではわかりにくいですが、入場制限があっても店内は随時大混雑
もしかしてですが、有名になって、何も買わずに写真だけ取りに来る人ばかりが増えた上での苦肉の策だったのかもしれません。
やはり超人気スポットな模様。

この本屋以外にも、ポルトの街のあちこちには
ハリー・ポッターを彷彿させるちょっと不思議な景色が広がっていました。
例えばこの家。
ウィーズリー一家の住む「バーロウズ」みたい。
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こちらは何とも不思議な「サーディン・ショップ」。
物凄い種類のサーディン缶が、キャンディーショップみたいな仕様で売られています。
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ハニー・デュークのお店みたい。

ちなみに現地の女子高生は、ホグワーツの制服を彷彿させるような、ケープのようなコートを着ていました。

JKローリング女史は、ポルトに住んでいたこともあったようなので
色々インスピレーションを得たのかもしれません。


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マラソンブログも更新しました→「2019年、パリ

4月8日から
結婚10周年記念にヨーロッパに来ております。
今回はエミレーツ航空、ドバイ経由でチューリッヒ入り。
オーストラリアからヨーロッパへ飛ぶときは、中東やアジア経由、よくあります。

チューリッヒ2日間

ポルト2日間

パリ8日間(間にシャンパーニュとかベルギーとか色々)←いまここ

ブルゴーニュ

チューリッヒから出ヨーロッパ

という日程です。

最初のチューリッヒは物価が非常に高くて
シドニーもなかなか物価の高い国なのですが
それをさらに上回る高さΣ(´∀`;)

でしたが、街も綺麗で安全だし
治安が良いせいもあるのか人も優しく親切で、非常に快適でした。
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flower

チューリッヒはドイツ語圏なのですが、今回私、フランス語は少し勉強してきたのですがドイツ語は全くで
もちろん英語でも問題なく接客してもらえますし、実際困ることもなかったのですが
やっぱり相手に当然のように英語を強いるのってなんかちょっと偉そうでいやだなぁと
端々で思うところあり、せめてフランス語は少し勉強してきてやっぱり良かったと思いました。


今回はその後フランスやポルトガルを旅する中で3か国語も4か国語もすらすら話せている人たちにもたくさん出会って
例え相手が英語が流暢でも、相手に外国語を話すことを一方的に求めるのって
やっぱりちょっとダメだなって思ってしまったのです。

今後も旅行するときは、その国の言葉は少しでもいいから必ず勉強していこうと心に決めました。
現実問題ありがとう、こんにちはぐらいしか覚えられないことも多いですけどね・・笑

話せる言葉が増えると話せる人が増え、読める本、耳に入る情報が増える。
つまり世界が広がるということですね。

完璧になろうなんて思わない。
そもそも言語で完璧なんて、母国語でも難しい。
ただ楽しく世界を広げていければよいなと思います。

ワインの話なしで終わっちゃいました・笑
また滞在中の写真など、アップしてみようと思います。

zurich





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本当に私事ではありますが、先日4月4日に、結婚10周年を迎えました。
ということは、オーストラリアに来て10年。さすがに感慨深いものがありました。

この日のシドニーは雨だったのですが
結婚した日の大阪も、こんなふうにちょうど雨が降っていました。
その雨がガラス張りの教会や万博公園の緑にしっとりと馴染んで
雨で残念だったよね、と夫ママは気遣って言ってくれたのですが、
私にとってはとても素敵なお天気の日でした。

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大阪万博公園迎賓館のメイクさん、当日は大変お世話になりました。

当日の夜は遅くまで仕事をしていた夫
その夜は軽めの夕食と2009年のヴィンテージのシャンパーニュとともに
色んなことがあったねと、10年間をふりかえりました。

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2009年のアンドレ・クルーエ。
後ろのヤラ・イエリングは空瓶(バラが生けてあります)ですが、結婚した年にワイナリーで買ったものです。なんか色々懐かしい。

日本からこちらに来たばかりの時は
オーストラリアという国もシドニーという街も
知っていると思ってたけれど本当は何も知らなくて

どうしてもワインの仕事がしたかったこともあり
極力「Japanese」で仕事を検索する、つまり日本語を使った仕事を探すことはしませんでした。
そんなんだから最初は仕事を探すのも面接に行くのも
こちらのやり方になじむまで、本当に全部手探りでした。

TOEIC満点とっただけではこの国で働くには英語が全く十分でないことを身を持って思い知り
オーストラリアのオフィスカルチャーというものも学び
そしてWSET Diplomaの受験生活が始まり・・・
WSET Diploma受験の終盤から始めたフリーランスの仕事は、ありがたいことに徐々に増えていきました。
ダブルワークやトリプルワークをこなす日々のなかで
家にいるときは夜は執筆や翻訳にかかりきりで時には出張もあり
最近では家のことは全部夫に任せきりになっています。

でも今振り返れば最初からずっと、私の周りの煩雑な家事や心配事をスイスイと取り除いてくれてきた夫。
いろんな仕事が安心してできるのも、100%の信頼をもって支えてきてくれました。
私がオーストラリアに来て成し遂げられてきた
いろんなことは本当に全部夫のおかげなのです。




ありがとう。



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