Now Where's My Wine?

シドニー在住、現地法人でワインに従事するフロスト結子です。オーストラリアから楽しいワイン情報を発信します。

2018年01月

前回のブログのタイトルを「夢追い人」と題したのですが
それはなぜかというと

タスマニアに行って、ワインを作るといったニック・グレーツァーを
彼の叔父(ニックの父の双子の兄弟)であり、ウルフ・ブラスやペンフォールズなどでワインメーカーを務めたジョン・グレーツァーが、ニックを”Dreamer”と呼んだそうです。
無謀な、夢みたいなことばかり言って、といった趣旨だったのでしょうか。
ニックの父コリンはティレルズ、バロッサ・ヴァレー・エステートなどでワインを作り
ニックの兄は現在がっつりとしたシラーズやグルナッシュで知られるグレーツァー・ワインのワインメーカー。

そんなバリバリのエリート醸造家一家で育ったニックですが
兄や父、叔父とは全く違うスタイルのワインを目指してタスマニアへ移住したのでした。
ニックのピノ・ノワールのひとつには、そんな背景を由来に”rêveur”(フランス語でDreamer)という名前がつけられています。
(発音はレヴォアール?ですかね。フランス語詳しい方間違ってたらご指摘ください)


そして、これが7年前にジミー・ワトソンを受賞したシラーズ。
モン・ペレ、My Father、ニックがお父さんに捧げたシラーズです。
ホワイトペッパーに柔らかなお花の香り、
ブラインドで飲んだら、ホワイト・ペッパーの香りがなければピノ・ノワール?と思ったかもしれません。
それぐらい軽やかでアロマティックで華やかなシラーズです。
いつまでもいつまでも、飲んでいられる。

なんなら、シラーズが嫌い、という人に、ぜひ飲んでみて欲しいシラーズですね。


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ホバート市内にセラードアのある、グレーツァー・ディクソン(Glaetzer-Dixon)。


古い倉庫を改装したスタイリッシュなアーバン・セラードア。素敵です。

G-Dのワインメーカーはニック・グレーツァー、そしてニックの妻のサリー・ディクソン。
ニックはもともとは19世紀から続くバロッサで有名なワイナリー、グレーツァー・ワインズの家系の生まれです。

バロッサ生まれのニックがブルゴーニュでピノ・ノワールの魅力に魅せられたニックが
タスマニアに移住してワイン造り。2005年にタスマニアへ移住します。

このニックのモン・ペレ・シラーズが、2011年、オーストラリアの最も栄えあるトロフィー ジミー・ワトソン・トロフィーを受賞した。
タスマニアのワインがジミー・ワトソン・トロフィーを獲得したのは過去50年の歴史の中で初めてのことだったそうです。

当然のことながら、これがきっかけでタスマニアのワインが、一気に業界の注目を浴びるようになったのでした。
冷涼気候スタイルのシラーズが、ナンバーワンになった。
今思うとこれぐらいから、オーストラリアワインは「冷涼気候スタイル」推しになってきたんですよね。

しかも作ったのがバロッサの超クラシックな赤ワインを作る家系出身のワインメーカー。
ニックが作るのは、バロッサの実家であるグレーツァー・ワインのがっつり、しっかりなスタイルとは、かなり対照的なワインなんです。


左から、今回の旅でイチオシのリースリング、UBERBLANC、シャルドネ、そしてヌーヴォー。

長くなりましたので、続きは後日。




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ホバートのサラマンカにある小さなボトルショップで見つけたこのワインが



とんでもなく美味しくて感動したので
もう一度お店に戻ってロゼも買って帰りました。
ペイントで塗ったボトルにタスマニアンタイガーのプリント、なのでしょうか。
かなり個性的なパッケージです。

上のリースリングは柔らかな水彩画のような優しい味わい
下のロゼはキリッキリに辛口のスーパードライ。



初めてお店で見たときは、これがペイント?(なのか?)と気づかず、ちょっとお歳暮とか「ザ・タスマニアのお土産!」って感じでダサいなあって思ってしまったのですけど

このクオリティを知ってしまったあとでは、そのあえてちょっとダサい感じがすごく良く見えてしまうという。

どうやらこのワインを買ったそのお店のオーナーさん?が作っている模様。
ちょっと詳しくリサーチ中でございます。

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タスマニアは学生時代に一度行ったきりで
結婚して夫と一緒に行きたいとずっと話していた場所でした。
結婚して9年、ようやく訪れることができました。

1月と言えばオーストラリアでは真夏なのに、朝夕はひんやりとした空気が肌に心地よかったです。
今回の滞在は5日間のみということで、南のホバート周辺に絞ってワイナリーを訪問しました。

タスマニアは食、ワイン、スピリッツと、本当に美味しいがたくさん詰まっていて
人もとても優しく、ワインメーカーやシェフとの出会いもあり
本当の意味で実に贅沢な旅となりました。

手帳のページを何枚もつぶしてメモを取ったのに
いざこうしてPCに向かってみると、どこから書いていいのかわからないぐらい満載でした。




牡蠣もたっぷり食べました。



オーストラリア最南端、今注目のワイン産地であるタスマニア。
そのヒーロー品種は

  • ピノ・ノワール
  • シャルドネ
  • リースリング
  • カベルネ・ソーヴィニョン
  • シラーズ

など。
冷涼気候ですが、場所によってはカベルネやシラーズに適した産地もあります。
そして、ピノ、シャルドネが顕つ場所ということで、スパークリング・ワインでも有名なのです。
さらにさらに、最近ではウィスキーやジンなどの、プレミアム・スピリッツの産地としても知られるようになったタスマニア。


5日では足りない!と最終日に地団太を踏んだのは言うまでもありません。
これからこのブログを含め、各方面で、タスマニアのワイン、ご紹介させていただきたいと思います。

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クリスマスも新年も、ほぼ通常どおり稼働していた我が家ですが、
ようやく、少し遅めの休暇です。
朝4時に起きて、早朝6時半のフライトで、タスマニアのホバートへやってきました。

まずは着いてすぐに、MONA - Museum of Old and New Artへ。

この美術館はMoorilla Estateというワイナリーの敷地内に建てられた地下三階の美術館で
大富豪デビッド・ウォルシュのプライベート・コレクションを一堂に会したもの。
個人のコレクションと言ってもかなり大規模で、
しかもかなり不思議な作りの建物で、隠し扉のように次々に現れるアートに圧倒されながら歩き回った3時間。








ダイナソーで作ったダイナソー。







館内に各作品への説明はなく、iPodのアプリとヘッドフォンで解説を楽しめるシステムになっています。
池田亮司など、日本人アーティストの作品もいくつかありましたよ。



ちなみにMonaへはフェリーで行くのが便利なのですが、少し余分を払うとPoshpitというVIPルームでゆったりすることができます。
スパークリングワインとフィンガーフード、あるいはデザート付き。かなりお勧めです。
ちなみに12歳以下の子供は入れない、大人だけの空間です。

アート鑑賞のあとはもちろんワイン・テイスティングへ。

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