Now Where's My Wine?

シドニー在住、ワインライター兼通訳のフロスト結子です。オーストラリアから楽しいワイン情報を発信します。

ブッシュファイヤーやコロナウィルスのニュースや話題が続いていて
オーストラリアの生産者の一部にはスモークテイントのリスクを持って
「2020年は収穫をしない」という苦渋の決断を発表したところもいくつか出てきています。

山火事はオーストラリアが常に背中合わせにしてきた自然脅威ではありますが
ブドウのスモークテイント(煙による汚染)の予防や汚染後の対策については
まだわからないことも多いらしく今後も研究が進められていくべき分野なのだそうです。

私たちに今できることは彼らの現在市場にあるワインを買って支援すること、
セラードアに遊びに行くこと、そしてあまり騒がず見守ることぐらいでしょうか。
FAB9A889-5833-426B-B167-D4B652AA0B9C_1_105_c
私個人は改めて、このことについて少しずつ勉強してみたいと思います。

さて、最近の私と言えば、ここのところずっと「はたらきかた」について考えています。
去年大きな転機となったリストラ。
今となっては背中を押してくれた素晴らしい機会でした。

現勤務先での仕事が決まってから
同時にそれと引き換えに失ったお仕事と、
自らの意思で手放すことを決意したお仕事がいくつかあります。

何が何だかわからないまま6ヶ月がすぎ
不安で毎日毎日ドキドキしながら仕事をしています。

「できない」ことの方が多いと気づかされる環境に身を置くことも
不安でありながらいままで持っていたものを手放すのはとても怖い。
それでもこれは今の自分からさらに前へ進むための必要なプロセス。
この国でずっと働いていくため、成長するための「取捨選択」をする時がやってきました。
2020年、ずっと大事にしてきたお仕事を、いくつか手放します。

FF2AF353-3CDE-482C-AFEE-71EE4593E67E_1_105_c
自分のComfort Zoneから自ら出ていくのはドキドキしますが。
正しい選択であったと後々思えるよう、頑張りたいと思います。

今日も読んでくださって、ありがとうございます。

「読んだよ~」の1クリックを。励みになります。
にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村




LINEの読者登録はコチラから









ジュリエット・ビノシュとカトリーヌ・ドヌーヴ主演の是枝監督の最新作を観てきました。
基本フランス語で英語も混じってます。

是枝監督は「日本語以外喋れない」と仰っていたけど本当なのでしょうか。
ジュリエット・ビノシュと東京のお寿司屋さんのカウンターで話しながらこの映画の話をした、とかなんとか。

「家族」の描写がとても「淡々」としている是枝監督の作品で
確執というほどでもないけどちょっと色々ある親子関係。
微妙に言いたいことが言いづらい夫婦関係。
誰もがどこかなんとなく身に覚えがある部分がある、そんな気分にさせられます。

カトリーヌ・ドヌーブはフランスのベテラン女優という役で
彼女が書いた自伝を巡って、家族が集まって色々ぶつかり合うというストーリー。
それが、作品の中で撮られているもう一つの作品とまたうまく交錯していくのがまた絶妙です。

そして淡々と進んでいくストーリーのあちらこちらに
なんとも美しい挿絵のようなシーンがふらっと表れたりもして


ところで是枝さんだけでなく、世界で活躍している日本人のことを
「日本人で初めての快挙!」みたいな謳い文句よく見るのですが
「日本人」という枠の中で初めて!と宣伝すると
でもそれって日本人って「ハンデの多い人たち」って言ってるみたいに聞こえる気がして
なんだかちょっと寂しい気持ちになるのです。

これ、私だけかしら。

今日も読んでくださって、ありがとうございます。

「読んだよ~」の1クリックを。励みになります。
にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村




LINEの読者登録はコチラから

今年は本をたくさん読もうと思って
昨年末から読んでいた本をまずは一冊読了しました。


UNADJUSTEDNONRAW_thumb_3ecf



中東のことは本当にぼんやりとしか知らなくて全く無知だったのですが
極限の状態の中で人々が知識に飢え、国を建て直そうと
本に希望を見出し立ち上がろうとするストーリー。

もちろんノン・フィクションです。
内戦中のシリアの街ダラヤで人々が瓦礫の中から本を集めて作った秘密の図書館。

内戦中のシリアで住居は半壊し、食べ物もろくにない環境の中で
人々が本や教育を求めて命がけで作った図書館

学校にも行けなくなった子供達
食べ物を探しに行って銃弾に倒れた父親

学校でビスケットを半分こずつしか食べられない子供達
お友達に半分をあげることができない男の子を叱った先生が
その後その子は家でお腹をすかせている小さな妹のために、その半分を持ち帰ったのだと知る
お父さんが死んでしまって、小さな妹を自分が守らなきゃと思ってやったことだった
この下りは思い出してもまた、涙が出る。

赤ずきんのお話が大好きな12歳の女の子
学校と勉強が大好きなのに行けなくなって
お母さんと家に閉じこもっている日々。お母さんは字が読めない。
「大きくなったら何になりたいの?」との問いに
12歳の少女が「私には未来がない。多分もう直ぐ死ぬから」と絶望を語る。

2011年から内戦の続くシリアで
本の中にはfacebookやWhatsAppなど現代で私たちが使うアプリが登場する。
これらは全て2016年、ごく最近の出来事ということを思い知らされる。

この今の時代に学校に行けない子供達がいる。字が読めない大人がいる。
ろくに食べ物がない人たちがいる。
一番怖いのはそういう現実をちゃんと知らずに暮らしていたということ。

そんな極限の中で
体が食べ物を必要とするように
魂が本を求めていて
生きる活力にもなっている


辛い現実をたくさん突きつけられる本ですが
やっぱり本ってすごい力があるんだな、ということを改めて実感でき
また、中東の問題に1人の大人として目を向けるきっかけをくれた本でした。



読んでよかったです。

日本語訳も出ているようです。





今日も読んでくださって、ありがとうございます。

「読んだよ~」の1クリックを。励みになります。
にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村




LINEの読者登録はコチラから



↑このページのトップヘ